∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

雨が降れば濡れればいい。

【雨? 曇り? 今日は大雨】


 昨日の深夜から雨が降ったりやんだりしています。湿度もジワジワと高くなっているような気配です。実は僕、「降るだろう」と自分予想を立てて大判の傘を持ち歩いていました。そして結局、使わずに持ち帰りました。


 今から35年ほど前、「ヘビーデューティ」というファッションが大流行しました。今ではアウトドア・ファッションとと呼ばれているもののオリジナルです。ダウンジャケットやヴェスト、赤と黒バッファロープレイドのアウター、ワークブーツバックパックやデイパック……。
 当時、アウトドアの神様とまで言われたイラストレーター、小林康彦氏が描くヘビーデューティ・ファッションのイラストの中に「雨が降れば濡れればいい。寒ければ走ればいい」というコメントがあったのをいまだに覚えています。実際、僕も若かった時はそうしていました。ファッションというよりもライフスタイル、つまりアメリカの若者と同じようなスタイルでいこうと思っていたわけです。
 が、しかし。今や天気予報で雨が降りそうだと言われるとそれだけで傘を持ち歩くようになり、少しでも肌寒くなるとすぐにセーターやコートを引っ張り出し、はてはゆっくり風呂に入って温まりたいなどと思うようになりました。
 気持ちは昔のままと思いたいところですが、軟弱になったのか、当たり前の人間になったのか。はたまた年を取ったのか。……これ以上自分を追求するのは止めておきましょう。なんだか寂しくなってしまいそうです。


 今日は「この時期としては珍しいくらいの大雨になる」と予報されています。昨日、僕の傘は開かず仕舞いでしたが、今日は大活躍しそう。靴だって防水仕様のものにしたほうがよさそうです。もちろん、本格派のアウトドア・ファッションではありませんが。
 雨だからといってウンザリしないように元気を出して出掛けます。


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