∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

七夕の夜

【梅雨最中の出会い】

 梅雨らしく朝からシトシトと雨が降っています。この天気では織姫と彦星が楽しみにしていた一年一度の出会いを地上から見ることは不可能かも。
 でも、彼らは天空でこっそりと出会っているはずです。地上から見ている僕たちがそれを目撃できないだけ。このほうが彼らにとってはいっそうロマンチックなはずです。だって、人間様だってデートの現場をドキュメントされるなんてイヤですからね。
 こんなふうに考えるのはちょっとドライ過ぎるでしょうか。でも、突然の出会いや久々の再会は誰しも夢見ること。天空にロマンを求める人間にとっては毎日が七夕の夜と思えば素敵じゃないですか。かと言って、出会った後はずっと離れずに連れ添える努力を。何万年単位で時が過ぎていく宇宙と違い、人間にとって一年は長いですからね。

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