【ワールドカップを例に】
サッカーのワールドカップはドイツの優勝で幕を閉じました。個人的にはアルゼンチンの優勝を夢見ていたが実現せず、残念ですが、これも勝負の流れと納得しています。
それはそれとして。
準決勝と3位決定戦でブラジルが大敗したのを受け、ブラジル国内では暴動に近い非難や失敗の解析が起こっているとか。当然でしょう。あれだけの得点差での負けは想定外だったはずですから。
それに比べて日本はどうでしょう。1勝も出来ないままの予選敗退だったのに、メディアがそれを非難したのは1〜2日。それからは報道の舞台から完全に消え、敗退の原因追求も責任問題も何も出てきません。なかには善戦を称えるファンもいるようです・
この状態では決して前進しないと僕は確信しています。叩かれて、反省して、トライして。受ける試練を白日のもとに晒しながら、切磋琢磨する姿勢が、メディアも含めて、今のサッカー界からは感じられないのです。次のチャンスが巡ってきた時に好結果を確実なものにするためには検証と努力が何より必要ではないでしょうか。「ダメでした。代表監督も変わったことなので、次は頑張ります」という言葉だけでは確実な前進は望めないと確信しています。
ブラジルほどヒステリックになるのも極端ですが、冷静な分析と極端な落ち込みの段階を経た後での死に物狂いのトレーニングが栄光の日を運んでくるはず。
いま一度の見直しとその結果を見据えた上での前進を期待しています。
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