∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

本日の総武線は

【ベタ遅れが幸いした夜】

 ちょうどお昼頃、秋葉原から総武線に乗って水道橋に向かいました。僕自身は待ち時間ゼロで乗れたのですが、駅のアナウンスによると電車が遅れているとのこと。アナウンスで言うからには最低でも5分以上、いつもなら15分以上は遅れているはずでした。電車の空き具合から想像すると相当遅れ、振替輸送でそちらに回った利用者が多かったのかなと感じていました。
 そして夕方。ちょうど7時半頃です。今度は直撃されました。今度は水道橋駅から秋葉原方向に乗ろうとして駅に向かったところ、改札周辺は大混雑。アレッ、まだ続いているのと考えながら駅員さんに「動いていませんか」と聞くと、「今のところ、いつ復旧するか判りません」という答が帰ってきました。今度は西船橋駅で起こったトラブルのために総武線も中央線も止まっていると言うのです。その言葉に続いて「どこまでいらっしゃいますか、振替輸送を利用してもらったほうがいいかもしれません」と聞いてくれました。しかし、教えてくれたのは地下鉄を乗り継いでおよそ1時間近くかかりそうなルート。確かに秋葉原ならそれしかないなと納得したのですが、さすがに遠い。
 ということで、僕は新御茶ノ水まで約20分ほど歩いて千代田線で湯島まで行き、そこから5分ほど歩いて御徒町へ。山手線か京浜東北線に乗ればいいか、なんて気楽に考えて歩き始めました。

 ところが今日は寒かったんです。完全に真冬が戻っていました。これはイカンと思い始めた途端、小さな洋食屋さんが目に飛び込んできました。

 これぞ救いの神。そそくさと入って生姜焼き定食をオーダーしました。生姜焼きのタレの香りがフライパンの中から漂ってきて、正気が戻ったような気分に。かなりレベルの高いものだったのでガツガツと食べ、ホッとしたところで千代田線まで再スタートしました。
 結局、自宅にたどり着くまで、食事時間も含めると、2時間近く掛かりましたが、ウマイ生姜焼きのおかげか「こんな夜があってもいいな」とホッコリとした気分でのご帰還です。

 それにしても、総武線が災難続きだったのに対して、遠回りした僕はウマイ洋食屋を見つけてホッコリ。ちょっと違うかもしれませんが「災い転じて福となす」の一日。こんな日もあるんですねえ。……あの洋食屋、また行こ!。

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