∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

若かったあの頃

【山手線】


 今日はいつもと違う仕事スケジュールになったため、のんびりと一日がスタートしました。通常、朝早くアップするこのブログもこの時間に。こんな日があってもいいか、なんてお気楽な午前中を過ごしました。


 ところで。
 JR山手線に『山手線50周年記念編成』の電車が走るところを何度か見かけるようになりました。車体全体が若草色に塗装された103系電車を再現したものということですが……。
 大学に入学して、当時「国電」と呼ばれていた通勤電車を利用し始めた頃、毎日利用するのは中央線、何か特別なことがあった時には山手線といった具合いに使っていたのを覚えています。
 確か、当時は通勤電車として101系と103系が走っていました。山手線から新型車両の103系が導入され、中央線は101系ばかりだったのではと記憶しています。


 東京で生活し始めた頃、電車路線が多いのについていけず「なんと路線の多いことか、どこかで路線図を手にいれないと」と真剣に思ったことも今では懐かしい思い出です。
 入学試験で東京に来た時、車体の色を確認することなく新宿駅で山手線外回りに乗るつもりが総武線千葉方面行に乗ってしまい、当時まったく知らなかった代々木や水道橋という駅に遭遇、ビックリして新宿まで戻り、もう一度ホームを確認してようやく、緑の電車・山手線に乗れたのも懐かしい思い出。この「事件」のあと、緑の電車・山手線。黄色い電車・総武線。オレンジの電車・中央線……。路線別に色分けされた「国電」を乗りこなすことも東京人になるための必要条件なんだと気付いたことも覚えています。


 あの頃から数十年。さすがに50年ではないけれど、それでも長い時間を東京ベースで暮らしてきました。 改めて遭遇すると存在感があり過ぎるというか、圧迫感まで感じてしまうキャンペーン車両を見ながら、電車そのものより「自分の生きてきた足跡」を思い出している自分に驚いている今日この頃。歳はとったものの、気持ちだけはいつまでも若くありたいと願っている自分がそこにいることを改めて確認しています。


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