∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

スカイツリー・押上・本所吾妻橋(その1)

押上駅


 なんと今日は、スカイツリーを観に行ってしまいました。
 さすがに634m。先端まで完成してからは、「アレッ、こんな所からも見える」というくらい、下町方面ではどこからも見えるようになった、あのスカイツリーです。僕にとっては、もはや“当たり前の風景”になっているのですが、友人夫婦がまだ見たことがないから行ってみたいと。
 ということで、押上駅の地下コンコースで待ち合わせ。実は、この待ち合わせ方は地上に出れば、そこにスカイツリーが見える、というちょっとしたサプライズ・セッティングなんです。
 友人夫婦は都営浅草線で、僕は北千住から東武伊勢崎線で、というように別々のルートで現地へ向かったのですが、ほぼ同時に到着し、ロスタイムもなく下町・新散歩がスタートしました。


【オオッ高い】


 駅を出て、工事中のため迷路のようになっている通路を通り抜け、三つ目通り方向へ進み始めたところで、後ろを振り向くと、そこにはスカイツリーが。僕もこんなルートで来たことはないので、オオッ、ちょっと感動的、なんて一瞬思ってしまいました。もちろん記念撮影です。スカイツリーをバックに友人夫婦をカシャといこうとしたのですが、先端まで入りません。結局、僕は地面に寝っ転がってしまいました。ここはベスト・ポジションじゃないなと判明しただけで終わったのかも。
 そんなこんなで、オジサン2名とオバサン1名のツアーの始まりです。
 三つ目通りと浅草通りの交差点を吾妻橋方向へ歩き始め、ベスト・ポジションを探しながら業平橋近辺まで来ると、“なるほど、ここだ”という場所を発見。再度、記念撮影のやり直しです。
 それでも高い。上を見ていると、何故か足元がフラついてきそう。もちろん歩きながらなんて無理。これなら浅草から見るくらいがちょうどいいのかな、なんて不謹慎なことまで感じてしまいましたが、友人夫婦は大喜びしている様子。しっかり見上げています。


【洋食屋】


 目的も果たしたことだし、ランチを、ということで浅草まで歩くことに。20分もあれば着くはずなので時々振り返ってスカイツリーを見上げながら歩き始めました。
 ところが、本所吾妻橋駅近くまで来たところで、友人夫婦が洋食屋さんを2軒見つけ、どっちかでお昼にしようとウロウロし始めました。この2軒、昔からやっているお店なのですが、お隣同士ほど近くにあるのです。
 実は本所吾妻橋界隈には洋食屋さんが以前から多いんです。そこに新規参入のイタリアンやインディアンも加わって、今や“一大洋食屋エリア”になっているんです。
 ということで、彼らが最初に発見したお店に入ることに。ランチメニューを食べながら、そのボリュームと味、そして値段にびっくりしているようでした。実は僕にとってもこのお店で食べるのは10数年ぶり。当時はいつも夜でしたが。
 ガッツリ食べた後は浅草へ。浅草通りから一旦外れ、吾妻橋方向へ向かいます。
 途中で「この先に向島の料亭街があるよ」とか、「江戸博はさっきの道を、国技館はこの道をそれぞれまっすぐ行った所」とか、「寒くなったら両国のちゃんこ鍋に行きましょう」なんて話をしながらの行進です。


【浅草到着】


 中年3人組は、炎天下の中、汗だくになりながら、下町の新・観光コースを辿り、浅草に到着。
 ここで、また、友人夫婦が発見してしまいました。水上バスに乗ってみたいと。こういう展開は予想していなかったのですが、せっかくなので乗船することに。浜離宮まで行き、その後、歩いて銀座に出ようということになりました。僕にとっては信じられないようなロング・ディスタンスの散歩ですが、彼らは平気な様子。よく聞くと、歩く時は午後いっぱい歩く時もあるとか。先に聞いておけばよかったとちょっと後悔。
 観音様や三社様へのお参りは、今度一人で来ることにして、なにはともあれ乗船です。


【観光と時代の流れと現実】


 10数年前まで僕は、押上の次の曳舟駅近くに数年間住んでいました。
 今日はひょんなことから思い出深い場所に帰ってきたわけですが、その頃の押上近辺のことを思い出すと隔世の感があるな、と感じながらの観光でした。
 昔からのお店も残っていますが、なにもかもが変わったような気がするのです。明日はそんな自分史も含めながら、“都市の発展”についてコメントさせてください。


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