【アレッ、ここか】
先日から大相撲の理事候補選挙がニュースを賑わしていました。そして昨日には渦中の貴乃花グループが会合を開いたと大騒ぎになっていましたが……。
僕はその会合のお店がどこかで見たなあと気になって気になって仕方がなかったんです。ちなみに大相撲のことはほとんど興味ありません。どこまでも内紛を繰り返し、それでも権威を保つだろうとしか思えないのです。
それはともかく、お店の話。
毎年11月終わり頃になると来年の干支が描かれた手ぬぐいを売り出す老舗の手ぬぐい屋さんが浅草にあります。
先代のご主人が伝統工芸士に認定されていたこのお店で干支の手ぬぐいを買い始めてから20年以上になりますが、世代が変わってもブームに乗って増えた手ぬぐい屋とはひと味違った絵柄で楽しませてくれるため、飽きることなくいまだに買い続けています。
グーグルのストリートビューで見ると、その小さなお店の斜め前にあるのが話題のもんじゃ屋さんでした。いつも通り過ぎていたので建物がリノベーションされたこと以外は気にもしなかったお店。だいいち、あそこがもんじゃ屋さんだったことも認識していませんでした。
ところが「どこかで見た風景」がニュースで繰り返し流れてきたのです。
正直に言ってあの店が親方衆が会合を開くほどの人気店だったとは知りませんでした。あの店や手ぬぐい屋さんがある弁天堂の通りはここ数年新規の飲食店が増え、昔の面影がどんどん塗り替えられているエリアです。人通りもびっくりするほど増えています。
そうか、あそこはそういうお店だったんだ。浅草でお好み焼きやもんじゃを食べる時はオレンジ通りからちょっと横道に入った所で二階に上がる店しか行かない僕にとっては、なんだか知らなくて損をしたような気分になっています。
そんな路地のそんな店。これからは「観音様と三社様にお参りした後、手ぬぐいを買い、もんじゃで楽しむ」。僕の浅草散歩のコースに新たなスポットが増えそうです。
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