【夏至の日】
平成30年6月21日。二十四節気では今日から夏至の節気に入ります。文字通り「夏に至る」季節到来です。もちろん、天文学的には一年でもっとも日照時間が長い日でもあります。
たとえ冬至の日と5時間ほど日照時間の差があるとはいっても、陽の光を待ち望む北欧の人々と違い、日照時間にさほど気を配らない日本人には「夏がそこまでやって来ている」と感じたほうが自然です。
そんな夏至の日に食べるものや風習ってあるのかなと調べたところ、関東では焼き餅、京都では水無月と名付けられた和菓子とあります。どちらもピンとこないものです。しかも大阪に至ってはタコを食べるとも。大阪人にとってタコは年中食べるものです。なにしろタコ焼きがありますからね。つまり、冬至のかぼちゃやゆず湯のような親しみある定番はないようです。
やはり、古来から日本人にとっては陽の光よりも寒さのほうが気になる存在だったということの証明なのでしょうか。
ともあれ、本格的な夏はすぐそこまでやって来ています。夏が大好きな僕にとっては、この時期に素晴らしい夏を迎えるための助走ができれば嬉しいのですが。
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