【発表! 今年の漢字】
年末恒例『今年の漢字』が発表されました。
「災」。ウーン、公募で決めるとこうなるんでしょうね。これが主催者の独自の視点で選んだものだったら、もう少しひねりの効いた漢字になったのでないでしょうか。
個人的に言うと「災」という字は平成を表す漢字として次の機会に残しておいてもらい、違う漢字を選んでほしかったのですが、そうもいかなかったようです。
たとえば「漏」あるいは「露」という字だったらどうだったんでしょう。官僚の政治家に対する忖度、スポーツ界のパワハラ暴露、品質基準のリーク、超大型の特別背任や私的流用などなど、隠し通してきたことが漏れたり露わになったり。これまで「当然」と思われてきた、一方的な倫理観の不合理性が問われた年だったと思うのですが。
ちなみに個人的に今年の漢字を選ぶと「滞」。停滞の滞です。以前のように「停」しか思い浮かばなかった頃とは違ってはきているものの、何もかもが滞っているとしか思えない今の状況を表すにはこの字が最適だと感じています。……情けない。
マッ、今年は今年。来年に期待、というところでしょう。
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