6月20日には
緊急事態宣言解除
報道のトレンドは東京をはじめとした10都県に出されている緊急事態宣言延長が予定通り6月20日に解除されるのかどうか。解除後はどうなるのかに集中している。
だが、このトレンドには報道関係者の“歯がゆさ”が見え隠れしていると感じているのは私だけではないはずだ。
答えは「解除する」である。
そうしなければ、有観客のオリンピック開催に向けた理由が付けられなくなるのだ。
宣言解除と同時にまん延防止措置を発令し、それを開会の1週間前程度で解除すれば、それなりに落ち着いた状況でオリンピック開催を迎えられる。
そうしておけば「困難な課題に立ち向かいながらも、日本はコロナ禍を抑え込んだ」と発信できる。いわば、着地点に向かっての強行着陸である。
効果は限定的と言われているまん延防止措置にもオリンピック用に新たな制限項目が増えるかもしれない。期待薄だが、瀕死の重症ながらもかろうじて生き残っている飲食業界向けの“アメ”が出るかもしれない。
とにかく、すべては有観客でのオリンピック開催に向けた“逆算の施策”の為せるワザである。
解除から開催へ。残り少ない時間の中で世の中がどこまで変わるか、まさに政治の実力が試される時がやってきた。
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『芒種』‥田植えの季節。
転じて、先々の実りに向けて着手する頃
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