∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 入院延長 ≡≡

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もうひとつの緊急事態

 「過労で入院中の小池都知事はいまだに疲れが取れていないため数日間入院を延長する」。夜8時前に共同通信はこう伝えた。

 政治家の入院というと、面倒なスキャンダルから身を隠すためのものというのが定番だが、今回だけはそうではないと信じている。

 本当に体調が悪いのだろう、それもかなり重篤な状態で。

 ご本人の体調については早く回復してほしいと願うばかりだが、同時に、この延長で生じるかもしれない政治的な影響が心配になってきた。

 まん延防止措置に移行してから1週間。東京は緊急事態宣言下の最後の1週間は要請や制限の効果が低かったことを物語っているかのように新規感染者が増え続けている。、。
 本当に恐ろしいのは来週以降の動静とはいえ、予兆と捉えても差し支えない数字である。

 もし都知事が入院中でなければ、感染者が減少に転じるような対策を取っていたのではないか。
 もし都知事が入院中でなければ、行政内部への無理難題の指示や首都圏の首長との連携などで新たな展開に齟齬が生じることはないだろうか。
 都知事が入院中の間に、危機感を感じている政府が“鬼の居ぬ間に”とまん延防止措置を緊急事態宣言に切り替えるようなことはないのだろうか。そうなるとオリンピックは無観客で行うことになるのだろうか。

 言葉を切り取って使われた場合には否定的な意味合いが強くなるので、仮定や推量の「もし」という副詞を使う場合はよほどの注意を払わないといけないと言われている。

 今の都政、ひいては国政は、まさにそんな状態に置かれているのではないだろうか。都知事不在の都政に“もうひとつの緊急事態”が引き起こされるのではないかと“余計な心配”しているのは私だけではないはずだ。

 感染者数減少か、都知事退院か。究極の選択のような状況になってきた。

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夏至』の候‥夏来る頃。陽の光は天宙から降り注ぐ。
       昼は長く、夜は短し。
[0627 - 3824]
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