昨今、暗い話題が多すぎる
ウクライナ、北海道知床、山口県阿武町、そしてコロナ禍。今の日本は暗い話題ばかりが蔓延している。かろうじて夢のあるニュースというとスポーツニュースくらい。それも苦労して盛り上げている話題が多いようだ。
たとえば。
ウクライナ問題は、あまりにも混沌としすぎたためだろうか明らかに報道量が減ってしまった。今や同じ論点を繰り返し解説する手法ばかりが目立つようになってしまった。
呆れるほど業務内容を軽視した結果、逃げようにも逃げられなくなった知床のカズワン事件については、報道管制が厳しくて取材そのものが停滞しているのだろうか、船体の輸送ばかりに時間を割いている。
誤送金した方もされた方も自己主張が強くて聞いているほうが情けなくなる山口県阿武町の事件は、事実を掘り下げるという名目のもと、私刑に近い報道しか聞こえてこない。
そしてコロナ禍は、緩やかな減少傾向にあるだけなのに「これで何日間前週同曜日と比較して減り続けている」と視点を変えて伝えられることが多い。
暗いうえに、受け止める側が憂鬱になったり、消化不良を起こしそうになったり、ウンザリしたりするような報道にはもう飽き飽きした。
その性格上、報道されるような事象には明るい出来事や楽しい話題は少ないものだと分かってはいるが、そろそろ“長尺が稼げる明るい話題”が出現してほしいものだ。
次にどんな話題が出てくるか、楽しみにしていよう。
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[season12/0528/25:00]
『小満』‥草木が伸びはじめる頃。夏めいていく中に梅雨の予感。
photograph:souji-ji, tsurumi, city of yokohama
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