∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

好きこそものの上手なれ

◇この仕事が好きで好きでたまらないという人がいる。一方で、嫌いだけど収入がいいので続けているという人もいる。なかには、ほかに仕事が見つからなかったからやっているという人もいる。三者三様の生き方だが、さて、その仕事内容はどうだろう。
「仕事」というチームプレーや連携作業が絶対的に要求される場面では、自分の力+周りの力=平均的な完成度、という方程式がほとんどの場合に適応されると思う。
しかし、その過程はどうだろう。そのレベルの高さはどうだろう。視点を変えて趣味の世界ではどうだろう。
◇のめり込みながら楽しそうに仕事や趣味に没頭している人の目にはキラキラと輝くものがあるはずだ。時には笑みも溢れるだろう。そんな人には、時間の経つのを忘れ、いつまでも続けてしまうという欠点も見つかるかもしれない。
それに対して、義務感だけで仕事をしている人の仕事は言われたことをこなし、ボロがでない程度の完成度で手離れしていることが多いのではないだろうか。顔つきも淡々としたもので、感情が顔に出るのは仕事の工程が増えた時の不満がほとんどではないだろうか。趣味の世界ではあり得ないタイプだ。
◇アーチストやデザイナー、作家、プロ・アスリートといった自己主張が非常に強くなければ仕事にならない人たちは当然だが、経理や営業が好きで好きでという人も多い。もちろん趣味の世界でも同じことが言えるはず。
どうも職種ではなく、その仕事が「天職」なのかどうかが基準になりそうだ。つまり、「天賦の才」と蓄積された経験が創りだす独特の世界観が仕事や趣味の完成度を高めるキーポイントなのではないだろうか。
◇仕事でも趣味でも、何か自分の大好きなものに出会って仕事や趣味した時、初めて人間はイキイキとした人生を送ることができる、なんて大げさに言ってもいいかもしれない。
どんなものにでもチャレンジしていれば本当に没頭できるものが見つかる。僕もこれまでの人生、自分にとって「天職」といえるものと一緒に過ごしてきた。ここ数年はそれと離れ、新たな「天職」を探しているような気がしてならないが。
◇何が自分に素晴らしい人生を与えてくれるか、これこそ至上の命題だ。
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