∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

小沢一郎という政治家

【三行半よりも】


 民主党小沢一郎氏夫人が週刊文春に「離縁状」という手記を発表しました。夫人とは別に内縁の妻とお嬢さんがいる氏との不仲が原因とのことですが、この程度のことはどこにでもある話なので「ああ、そうですか程度なのですが、その手記の中にある「放射能が怖いので逃げています」という“くだり”がとても気になります。
 もちろん、週刊誌の記事なので完全に信じることはできませんが、それども夫人の手記と言うことなのでかなり信憑性が高いと思っています。


 昨年3月11日の東北大震災で原発が未曾有の大事故を起こした際、氏は「放射能が怖い」と明言して、自宅からも出ず、野菜などは捨て、水も完全にミネラルウオーターに切り替えたと手記には書かれています。岩手県知事から「帰らないように」という連絡があったため、地元である岩手県に行ったのは3月28日、放射能被災地を初めて訪れたのは今年1月。それまでは出来るだけ外出もせず国会審議も欠席していたというのです。


 つまり、小沢氏は自らの放射能汚染を恐れこっそりと身を隠していたわけです。


 どうも、その理由は「放射能が怖いから」ということらしいのですが、もし本当ならなんという政治家、それでも「天下国家を論ずる身か」と言いたくなってしまいます。
 ちょうど民主党の党員資格が停止していたというのを理由に現地を訪れなかったとか、国会審議にも出席しないという姿勢が許されると思っていたら大間違いです。日本を代表する政治家の一人である氏だからこそ精力的に活動するのが当然ではないでしょうか。


 放射能がどうであれ「浪江を救え」「南三陸町を復興させよう」などのキャッチフレーズで訪れているボランティア、行政、消防、警察、そして自衛隊の姿を彼はどのように思っていたのでしょう。
 誰もが放射能の危険を抱いたまま復興への手掛かりを見つけようとしていた時だからこそ、政治リーダーは率先して手伝いに行くのが当たり前だと思っているのは僕だけでしょうか。


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