∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

理解不能な行動パターン

【なんでもあり】


 不備だらけの国の原発問題解決への手続き、再稼働に向けて恫喝を繰り返す経済界、子孫に禍根を残したくないと立ちあがった善良な国民。原発問題を軸にして日本は大混乱しています。
 そんな中、昨日、官邸周辺の脱原発デモに鳩山元首相が参加、その後官邸を訪れて国民の脱原発への意気込みなどを伝えたという報道がありました。しかし、素朴な疑問として、鳩山氏の場合は少し事情が違うのではと感じています。
 確かに誰もが自由に発言し、意思を表明すること自由です。しかし、自らの資金も投入して作った民主党が党の意思として決定した原発再開を真っ向から否定したうえに、以前の肩書を利用して直接行動に出るのはあまりにも“自由”過ぎるような気がしてなりません。小沢氏とそのグループのように離党して自らの信じる道を唱えるのなら理解できます。しかし、彼の場合は党内にいながら党議を否定しているのではと思えるのです。
 日本の将来を深く洞察したうえでの止むにやまれぬ行動でしょうが、しかし所属する党の行動とまったく正反対の意思表示を党にいながら行うのは“筋違い”ではないか、そこまで強い意思表示をするならまず離党するべきではないのか、そんなふうに思えるのです。
 小沢氏の場合は政治家としての見識でしたが、鳩山氏の場合は政党人としての見識を疑うと同時に、僕とはまったく違う、人としての“筋”の捉え方に困惑していると言えばいいのでしょうか。
 さすが“宇宙人”と言われた方だけある自由奔放な振る舞いから何かが建設的に動き始めるとは思えません。どちらかと言うとパフォーマー的存在ではないでしょうか。
 それにしても民主党に在籍する一部の政治家の皆さんは意思表示の手法は「なんでもあり」と考えているのでしょうか。極限状態なら、政治家として「わきまえた」姿勢は必要ないのでしょうか。
 それとも僕のように、意思表示をするなら、それなりの立ち位置や場を考えるものという考え方は古いのでしょうか。


[632/1000]