∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

柔道 vs. JUDO

【納得できない】


 またもやオリンピックの話題です。昨日の夜もテレビのリモコンを手元に置かないという自分への約束を早々に破ってすっかり浸ってしまいました。いや、今も朝のニュースショーでオリンピックの結果報道を見ています。


 そんな中、どうしても理解できないのが日本柔道陣のコメントです。メダルを取っても「(金でないから)納得いかない」というコメントばかり。このままでは初めて金メダルのないオリンピックになりそうだとも言われている中、どうして素直に喜べないのでしょうか。そんなに日本の柔道が世界のJUDOにまさっていると信じているのでしょうか。そんなに勝って当たり前なんでしょうか。世界の動きを把握して勝つための方策を講じてきたのでしょうか。自己過信が激しすぎるのではないでしょうか。
 銅メダルならそれで結構。充分じゃないですか。それこそ子供の頃から柔道一筋でやってきて、ようやく勝ち取った世界3位なのに、どうして「悔しい」のでしょう。そんなに悔しいのならどうして試合中にそのパワーも自らの力にすることができなかったのでしょう。そこまで欲しくもないのなら捨てたらどうですか。テレビ取材に登場した時の納得いかないような顔つきとコメントも見ていて気持ちのいいものではありません。
 「日本の柔道には金メダルしかない」という“思想”もあるそうですが、これはスポーツ。世界には力も運も強いアスリートがいて当たり前だと思うのですが、違うのでしょうか。それとも金しかないならそれなりのプログラムを持っていたのでしょうか。どこか「帝国陸海軍」の精神論に根付いた思想が勝つことを邪魔しているのではと思ってしまいます。
 僕には精神力だけは金メダル級、実力は今回の結果通りとしか思えないのです。今こそ“道”を極めることよりも“勝ち”を取りに行くスポーツへと脱皮する時が来たと確信しています。


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