∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

思い違いでよかった……けれど、

議員立法でした】


 昨日、予定通りに野田首相に対する問責決議案が成立しました。
 そして、僕はすっかり勘違いをしていたと気づきました。


 問責決議が成されると「改正高齢者雇用安定法」や「カネミ油救済法」や「大阪都構想法案」が成立しなくなるのではと思っていたのですが、大きな勘違い。すべて議員立法だったんですね。すべて可決されたようです。「大阪都」はともかくとして、ほかの法案は通って良かったと妙に安心してしまいました。
 しかし、「特別公債発行法案」や「公務員制度改革法案」などの政府立法の重要法案は棚上げになってしまいました。大阪都のような“選挙の後押しをする”法案が通ったのに、本当に重要な法案が“おいてけぼり”を食らうなんて、どうも納得できません。問責うんぬんの問題では済まない法案だと思うのですが……。今の政党や国会議員は何を考えて国政に取り組んでいるのでしょう。


【ところで自民党って?】


 問責決議を提出した際の趣旨書のなかに「民主党自由民主党公明党の三党で法案が通ってしまう現状は……」という文言があったとか。こんな文言があるにも関わらず自民党は問責決議に賛成したわけです。つまり自民党自己批判文書に賛成したことになってしまいます。
 いかに「初めに問責ありき」のベクトルが強かったのかを示す文言と言ってしまえばそれまでですが、これが日本の国政に対して強い影響力を持つ政党の進むべき道だとは思えません。むしろ、その逆。この節操のなさには呆れてしまいます。
 これで、国会は空転。民主・自民両党は総裁選びに入ります。つまり、自由時間に選挙準備が出来るわけです。議員の皆さんは持てる時間のすべてを使って御自身の“就職活動”に入れるわけです。
 はっきり言って、情けない。この状態に文句を言えない自分自身もそうですが、国民より自分を選んだ議員には厳しくクレームをつけたいところです。
 信じた自分がバカだったということでしょうか。「この人たちなら」と勘違いしてしまいました。


[671/1000]