∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

敬老の日

【3000万人突破】


 今日は『敬老の日』。
 報道によると日本は65歳以上の人口が3000万人を突破、全人口の24%以上が65歳以上になっているとのこと。しかもこの数字は団塊の世代の死亡が増加に転ずるまで上昇を続けます。単純に平均寿命から推測するだけでも、あと20年以上は超高齢社会は続くわけです。
 そんな中での『敬老の日』です。「高齢者」と呼ばれる人たちやその予備軍がイキイキと生活しているのを見ると、そろそろ“敬老”という言葉でひとくくりにできない時代になってきたのではないでしょうか。意味合いにズレはあるものの65歳までの就労を義務化する法案が通ったり、本人に高齢という意識がなくなった今、敬老という「老人を敬う」という古典的な意識も変化して当然です。
 「孫が出来てもおじいちゃんと呼ばれたくない」という人だって増えています。なにより、自分で意識していないのに周囲から老人扱いされるなんて御免こうむるという人たちが増えているのですから。
子供の日があるのだから老人の日があってもいいじゃないか、と軽く考えていればいいのかもしれませんが、そこまで達観するにはちょっと無理があるような気もするし。


 イオンが『G・G(ジージ) Grand Generation』というネーミングで年配向け商品をアピールし始めていますが、こんな時代だからこそ出てきたマーケティング。このネーミングが的確かどうかはともかくとして、少なくとも、自分のことを老人と思っていない年配の人たちにとっては抵抗なく受け入れられる言葉ではと感じています。
 老いとは何か、年相応とは何か、年齢と社会との関係はどう変化していくか。これまでなかった人生のステージを創生すべき時が来たようです。


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