∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

早とちりでゴメン

【腰折れ状態】


 あの週刊朝日の最新号が発売されました。とはいえ、何軒かの書店を廻っても売り切れ状態のため、内容については結局テレビのニュースで紹介される誌面を真剣に見つめてしまいましたが。


 それはさておき。週刊朝日はどうして「ベタ降り」してしまったのでしょう。即刻負けを認めざるを得ないような記事内容だったのでしょうか。それなりの確たる論拠がなかったからでしょうか。編集方針や記事に対してのプライドが少なすぎるからでしょうか。取材先が大声で反論し、それがテレビに取り上げられた結果、部数が伸びればすべてよしという社としての哲学でもあるのでしょうか。あるいは広告クライアントから強力な圧力が掛かったのでしょうか。よもや世論の趨勢を見て尻込みしたのではないとは思いますが。
 ともあれ、週刊朝日と筆者の佐野眞一氏の評価は地に落ちたといってもいいでしょう。今やツイッター上では佐野氏のこれまでの仕事が“盗用”で成り立っていたという暴露が目立つようになっています。もちろん週刊朝日に関しては“廃刊”を軸にした話題がゾクゾクと発信されています。


 それに対して橋下市長。昨日までは「鬼畜」や「再起不能」などと威勢がよかったのに今日は「母のところに見本誌を送りつけてきた」と言っていたのが「僕の早とちり。本は母が買ったもので、取材依頼はレタックスで送られてきた。謝罪します」と一転したコメントに早変わりです。
 頭に血が上って間違った認識をしてしまい、つい言ってしまったということかもしれませんが、それにしても……。
 ハッキリ言って、この論争「腰砕けで両者とも不戦敗」になってしまいました。これでは「喧嘩をし始めたのはいいけれど、空振りでした」ではないですか。
 しかも訂正やお詫びは誌面上でというセオリーに則った週刊朝日の手法に合わせて橋下氏もお得意のツイッターでと、誌面とツイッター上が主戦場。『朝まで生テレビ』風な直接対決は望めそうにありません。


 この騒動、どういう展開をしていくのでしょう。あとひと波ふた波大騒ぎがありそうな気もするのですが、いかがなものでしょう。


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