∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

酉の市

【例年通りに】


 今日は『二の酉』。『三の酉』のない今年最後の酉の市です。もう30年近くお参りしている僕もお参りに行ってきました。通常なら平日は動きがとれないのですが、酉の市ということで仕事の予定を変更してしまいました。
 僕は例年、地下鉄三ノ輪駅近くの鳳神社にお参りしています。近頃ではゴルフの上達までご祈願するようになったものの、もともと商売繁盛、人気上昇の神様。今年も多くの人々が参拝されていました。なかには観光で訪れた海外からの観光客も見物がいらしているようでしたが。


 いつの頃からか、僕にとって酉の市は「なんとか今年もお参りできた。神社の社務所で小さな〈かっこめ〉も買うことができた。来年もお参りできるように頑張ろう」という安堵というか一年間の歩みを確認する場になっています。明日への危機感や漠然とした不安感をお参りすることで清算する機会といってもいいかもしれません。それだけにとても重要な日。お参りしただけで収入が増えるわけでもなく、かっこめを買えばそれで安心というわけでもありません。それでも行くのです。
 節目の日は「気の流れ」を変える日。
 もちろん、振り返ってみれば酉の市にお参りするようになってから何かが劇的に変わったわけではありません。それでも何かあるはずと期待を込めて、気持ちに整理をつけるためにその年最後の酉の市にお参りしています。


 一年の清算とお礼もできたことだから、気持ちを入れ替えて、また一年頑張ります。


[753/1000]