∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

さあ、選挙!(その3)

【離党議員】


 衆議院解散宣言の後、民主党から離党する議員が続出、第三極と呼ばれる少数政党への“鞍替え”が続いています。
 離党された議員の皆さんからは「自らの政治理念に合わないから離党する」という公けの理由がコメントされていますが、ハッキリ言って、そんな言葉を有権者が信じるワケがありません。
 これまで支持者に豪語してきたことが実現できなくなって、その理由を説明できないという理由も判らないわけではありませんが、もともと力量以上だった“お約束”をしたのはいいけれど“引っ込み”が付かなくなり“言い訳”も考えつかない。このままでは政治家という職業を守ることも出来そうにないから続けられそうな政党に“再就職”して立場を守ろうというのが本音ではないのかと穿った見方をしているのは僕だけではないはずです。
 しかし、政党政治で統治されている日本、政党にチカラがない限り個人の力量だけでは主張が通らないのは自明のこと。党内討議で打ち勝つだけの理論武装が出来ていない限り、個人の主張が100%通ることはないというのもご存じだと思うのですが。
 ちなみに、万一、解散間近と構えていても準備が出来ていない、どうせなら年明けにしてくれなどと思っていたとしたら論外。準備をしていなかったのはご自分の責任です。どこまでも政権政党という“ゆりかご”にいられると思ったら大間違い、ではないでしょうか。
 離党者が増えれば、結局、民主党の意見が凝縮され、より強固な意志を持つ政党になることは確実でしょう。なにしろ“雑音”が小さくなるのですから。


 ということで、今度の選挙は政党理念や個人の力量以外に選挙公報には出てこない候補者のバックグラウンドまで考慮にいれないと“ブレない”政治家を選ぶことが難しくなりそうです。


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