【冬の朝】
身体がキュンと縮こまりそうな朝です。なんだか、同じような気温の朝のはずなのに、晩秋の朝から初冬の朝へ移り変わったように感じています。
秋の寒さは“目に見えない”けれど冬の寒さは“心眼で見える”。毎年冬になるとそんな気持ちになるのは僕だけでしょうか。寒さの塊が身体を包み込み、細く冷たい“矢”で身体の芯を攻撃してくる。そんな気持ちになるのも僕だけでしょうか。
厚手のコートは引っ張り出したけれど、手袋や帽子はまだ出さずに頑張ってきたけれど、そろそろそれも限界。まだ始まったばかりであと3カ月は“低温攻撃”と相対さないといけないのに今から“完全防寒体制”をしくしかない、などと感じているのは僕だけでしょうか。
こんな朝は暖かな布団が恋しくて恋しくて、いくらストーブを焚いたところで布団の安楽感には勝てないでしょう。布団が身体をクルンと包み込んでくれる感覚ほど快適な感覚も少ないぞ、と考えているのは僕だけでしょうか。
寒さに負けず、跳ね返すような気持ちでいないと、すぐに弱いところを攻めてくるのが冬。緊張感を持続させないと風邪、神経痛、五十肩……。忘れていた“辛さ”が僕のもとに戻ってきそうです。
今日だけは自分に甘くなってもいいかも、などと禁じ手に手をつけそうになっています。
ということで、今日も一日、寒いけれど精一杯頑張ります。
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