∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

師走の総選挙

【先生も走る頃】


 正確には、仏教の「師」つまり高僧でも走り出す季節と言われている12月。「師」イコール「先生」ということで学校から政治家まで走り出す季節と拡大解釈してみると……。学校の先生はともかくとして、政治家「先生」は走っています。特に衆議院総選挙に出馬した1500名以上の「先生」と「先生候補」はひたすら走っています。当然、支持者の方も走っています。
 政党要件を満たした政党だけでも12党。諸派まで含めるととんでもない数の「政党人」が暮れの寒空をものともせずに走りまわっているわけです。
 しかし、有権者は?これだけ政党が多いと「何が何やらよく判らん」と感じている方が多いのではないでしょうか。


 政党にしろ個人にしろ、争点は見えてきたけれど実行力や影響力については未知数に近い。そのうえ、離党+鞍替えで「沈みそうな船から逃げた」候補者も多い。離党した真意もはっきりとしないので評価のしようがない。なおかつ小選挙区比例区の区別、比例区での復活当選など不可思議な仕組みもある。


 これまで経験したことのない選挙になりそうです。とは言っても、あと12日間ほどの選挙期間中になんらかの方法で判断しなければ、という焦りにも似た感情まで抱いてしまいそうです。
 走り廻っている「先生たち」を横目で見ながら「この人は誰?」と思いつつ「師走の選挙」を迎えることになるのでしょうか。少なくとも僕はそうなりそうです。


※このブログを書いている途中で歌舞伎の中村勘三郎さんが亡くなったというニュースが飛び込んできました。正直なところ、信じられません。できれば誤報であってほしいと願っていたのですが、どうもそうではないようです。  歌舞伎の世界を変えた奇跡の名優、勘三郎さん。ご冥福をお祈りいたします。安らかにお休みください。


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