∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

政府主導という言葉

【阿部政権】


 今日、自公連立・阿部政権が誕生します。3年数か月前、自公連立政権を見切って民主党政権が誕生しました。当時は「これで日本は変わる」と希望を抱いたものでしたが、東北大震災と原発事故への対応や対処を見るにつけ世論は「これでは日本が沈む」と変わっていきました。
 そんな政治不信のなかで誕生した阿部政権が「何をどう変え、どう進化させるか」は未知数かつ疑心暗鬼の状態ですが、少なくともマクロ経済の向上だけは望めそうです。


 それにしても、民主党政権というのはなんだったんでしょうか。誕生した時から、ドラスティックな政策を打ち出そうとしては失敗し、団結しているかと思いきや党内はバラバラ。あげくの果てに脱党者が続出、まったくまとまらない党内議論や離党者情報がメディアで報道されるたびに「これじゃ学級会レベルだな」と感じた方も多かったのではないでしょうか。


 ところで、今日、首相に指名される阿部自民党代表の言葉のなかで「政府主導」という言葉が気になってしようがありません。「党より政府」ということのようですが、民主党政権当時「政治主導」と言われていたことと比較した時、“官僚”の姿が見えなくなったことに大きな意味があるのではと思っています。官僚を排除しようとして失敗した民主党に対して、官僚を隠れた実行部隊にしながら政策を実行していこうとする自民党との違いは時が経つにつれジワジワと効いてくるのではないでしょうか。


 これでまた政治が面白くなりそうです。事の良し悪しはともかくとして日本ももう一度動き始めるでしょう。
 ちなみに、来年夏の参議院選挙で自民党が勝利を勝ち取つのは当然と言えば当然。ここはお手並み拝見」といきましょうか。


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