【官邸主導】
自民党の安倍総裁による昨日の発言「政府主導」が、今日、総理に指名された後の記者会見では「官邸主導」と微妙に変わっていました。言葉は変わったものの言いたいことは同じだろうと推測できますが、それよりも「誰が安倍首相に“入れ知恵”したのか」ということが気になっています。
３年３カ月ぶりの自民党政権が誕生しましたが、内閣にも党首脳部にも総理経験者や大臣経験者がズラリと並んでいます。いわば「おなじみメンバー」の再登場といったところ。しかも「ご隠居格」には政界の大立者が揃っています。そんなベテランのなかで『安倍君、あの言葉いいな、しかしどうせなら官邸にしたほうがいいじゃないか。政府主導だと事務方も入るぞ』とアドバイスした方がいるのではと勘繰っています。
民主党政権のように『あの言葉はおかしい。すぐに訂正を。そうでなければ徹底議論だ』というような体制とは違うけれど、後ろに隠れたにも関わらず「貴重なご意見」を言いたくてしようがない人たちがいるのではないでしょうか。
そんな「監視団のご意見」が適切で的を得たものであればいいのですが、政治的な圧力になって「ゴリ押し」にならなければいいのですが。
実質的には年明けからは自民党、いや安倍内閣の政策実現へのチャレンジが始まります。経済再生を目指すなら、国民生活や国際的な動向も含めた総合的なアプローチをしていただきたいもの。それが明確なものにならないと……、来年の参議院選挙で大勝できませんよ。
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