【ようやく止んだ土曜の午後】
「やっと止みましたねえ。先週より雪が重いですね。」
「雪自体も湿ってたし、その後の雨がね。あの雨で少しは溶けると思ったのに、そうでもなかったですね」。
「先週よりも被害は多かったようですね。交通事故も多かったようだし。東横線の衝突も雪のせいですかね」。
「それにしても、毎週雪かきというのもねえ。もう結構ですわ。また今週も筋肉痛だ」。
今日の午後、ご近所の方と立ち話をしていてそんな会話になりました。東京下町の裏通り。あちらは雪かき中、こちらは遅い一日をスタートしたところ。雪かきをしてもらった感謝の言葉とともにその場を後にして駅に向かいましたが、駅までの道でも同じように雪かきをしている人たちが。先週の雪かきを教訓にしたのでしょう、真新しい雪かき用のスコップが多いなか、ちりとりや工事用スコップまで動員されています。
幹線道路はすでに綺麗になっています。きっと道路管理の皆さんが一斉に動いてくれたのでしょう。先週の雪が土曜の午後早くまで降っていたのに対して昨日は明け方まで。しかも雪から大雨に変わったというのも早い復旧につながったのでしょう。
あんなに降るなんて。これが例年恒常化するなら、雪に弱い東京なんて言っていられなくなるのでは。長期間にわたって取り組んできた豪雨対策と平行して本格的な雪害対策も必要になるのではないでしょうか。
ただ、東京に除雪車や鉄道用のラッセル車が配備されたり、幹線道路に融雪設備が埋め込まれている状況なんて即座には信じられませんが。
やはり、取り敢えずは個人レベルでの雪対策程度でしょうか。結局スコップ程度? 雪道用の靴を用意する? この程度しか思い浮かばない自分を顧みて、いかに雪を知らなかったかを改めて思い知らされた2週間です。
エッ、来週はもう雪は降らないですよね。もう充分。都会に降る大雪の怖さも楽しみ方も覚えましたから。
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