∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

アレッ、ない

【傘が……】

 大雨ではないけれど本降りだった昨夜11時頃、とあるコンビニで。
 タバコとチョコレート(ちなみに銘柄はチロルチョコ。一個40円のものを2個)を買って出ようとしたところ、ドア近くの傘立てに置いたはずの傘が失くなっていることに気が付きました。
 数分前に入る時、傘を何気なく傘立てに置いたんです。たった数分なんです。それなのに帰ろうとした時にはなかったんです。
 一瞬、自分の目を疑いました。同時に傘を置いた場所も忘れるくらいボケたのかとも思ってしまいました。しかし、現実は。

 そうです。やられたんです。

 あの傘、けっこう気に入っていたんです、少し持ち重りはするけれど、強風にはめっぽう強く、半球状に骨がしなるくらいでもきちんと復元する16本骨の強いヤツ。ストライプ柄だけど、和テイストを取り入れたと言われればそうかなと思えるような「やたら縞」も気に入っていました。
 そんな傘だったのにたった数分でどこかの誰かが黙って自分のものにしてしまったようです。

 ウロウロと探しまわった後、ようやく諦めがつきました。そうです。新たにビニール傘を買ったんです。なにしろ、傘がないとさすがに帰れそうにないくらい雨は相変わらず降っていたんです。どう考えても理不尽な思いがつきまとっていましたが、背に腹は変えられず……、買いました。

 なんだかなあ。どうして持っていくかなあ。なんであの傘なんだよ、ほかにもあったろうに。どうしてもスッキリしません。……明日は返しておけよ、なんて言いたくなりましたが、そんな奇跡的なことなんてあるはずもなく。ウーン。もう一度、買いに行きます。ひょっとすると今度は24本骨になっているかもしれません。

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