∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

麦茶の季節

【沸かして作る】

 ゴクッ、ゴクッ。冷たく冷やした麦茶が爽やかな涼しさを運んでくれる季節になりました。6月が始まったばかりだというのに真夏のような暑さに襲われた今日のような日の午後には麦茶が一番。アルコールを受け付けない僕にとってコイツは欠かせない夏の基本飲料です。
 そんな僕にとって麦茶は自分で作るもの。麦茶パックを買ってきてヤカンで煮出し、冷蔵庫で冷たく冷やすものなんです。ペットボトル入りのものは飲みません。
 そんな麦茶を今年初めて作りました。汗だくになって帰宅した夕方の冷たい麦茶の味は何よりのごちそう。全身に冷たさが駆け巡ります。

 古いヤツと呼ばれても結構。日本茶にしてもコーヒー、紅茶にしても、ペットボトル飲料と茶葉から抽出したものとは違う種類の飲み物だと感じています。たとえばコーヒーとインスタントコーヒーが違う飲み物だと区別するのと同じです。
 時代が進むに連れ、すべての“お茶”とジュースがペットボトルに入った飲み物というイメージが固定されてきました。確かに、どこでも気楽に楽しめる氏、味も自分で淹れるよりも美味しいものがほとんどです。しかし、古典的な淹れ方も忘れてはいけないと思うのです。「ここにしかない味」と「どこでも誰もが楽しめる味」との違いを忘れてはいけない、とでも言えばいいでしょうか。

 オッと、これ以上話を進めるとオリジナリティやクリエイティブといった難しい話になりそうです。一旦ここで話を置きましょう。
 ただひとつ。「オリジナルを知らずして味を語るな」と言っておきましょう。

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