【７月のある日】
昨日、集団的自衛権が閣議決定されました。国民の多くが反対、あるいは大いなる疑問を抱いているなか、この決定で日本の立ち位置が大きく変わっていくことになりました。
世論がどうあろうと「国を守る」という概念を変えなければいけないと固く信じている安部首相の信念が60年以上続いた日本の国是が音を立てて変わってしまったといってもいい決定です。
これから始まる国会審議のなかで丁寧に説明責任を果たすと首相は言っていますが、どんな説明が飛び出してくるのか。詭弁の連続に終わらないように願うばかり。防衛力はあっても、自ら戦争に飛び込んでいかないという高潔な姿勢を変える必要はどこにもないはずなのに。立ち位置を変えることによる抑止力の増大が戦闘に直面するという危険性を幾何級数的に増大させることになるのではないかと危惧するのは間違っているのでしょうか。
サイレント・マジョリティのいかなる反対意見も聞くことなく政策を推し進めることの強さだけで国がここまで変わっていいものかという疑問は膨らむばかりです。
あるとは思えないけれど、どこかにあるかもしれない小さなメリットを探しつつ、もう少し、落ち着いて今回の決定を考えて見たいと思います。
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