【終戦記念日】
間違いなくオッサンの僕ですが、それでも「戦争を知らない子どもたち」です。そんな僕にとって今日、８月15日は残念ながら「戦争が終わった実感のない記念日」です。学徒出陣で出征した父や空襲で逃げ惑った母たちのように戦争の悲惨さや恐ろしさを体感した方々とは終戦の捉え方に圧倒的な違いがあります。太平洋戦争も、いわば「教えられた戦争」なわけです。
父や母たち、そしてその同世代の人たちが「せめて子どもたちにはあんな絶望的な経験をさせないように」と心に誓った結果が憲法第９条に集約されているのではないでしょうか。そんな、戦争放棄の思想を導き出すきっかけとなった日が69年前の昭和20年８月15日だったと言っても過言ではないはずです。
国のために死ぬということ、犠牲になることが当たり前だと信じていたことが一転した日。経済も教育も生活も一変してしまった日。旧来の思想が一瞬にして崩れ去っていった日。こんなに何もかもが変わってしまった日はこの日以外にはありません。
戦死した方々だけでなく、空襲で被害を被った方々も含め戦争で亡くなったすべての方々に哀悼の意を表しつつ、今の僕たちが享受している平和な日々を作り上げてくれた、戦後の混乱期を生き抜いたすべての方々に心から感謝の意を表したいと思います。
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