∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

見えなくなっている「偉大な制度」

【民主選挙】

 香港の学生たちが自由な選挙を求めていくつかのエリアで占拠を続けてきましたが、とうとうバリケードが警察によって撤去されると同時にリーダー格の学生たち200名以上が逮捕されたというニュースが流れてきました。
 英国から中国に返還されて一国二制度で運営されてきたはずの香港ですが、実は政治や行政の根底には中国政府の考え方が支配してきたというのがよく判ったのが今回の「雨傘革命」でした。学生たちを中心とした「自由な選挙」とは何だったのか、これからの思想の熟成や世論の構築に注目したいところです。

 そんな「自由を求め続けてきた」学生たちがいる一方で我が日本はあと2日で衆議院総選挙を向かえます。
 日本人が当たり前だと思っている「自由な選挙による政治参加」の偉大さを香港の学生たちが教えてくれたように感じています。
 たとえ低調でも、たとえ内容が空虚でその功罪がぼやかされる状態であっても、たとえ結果が簡単に予想出来たとしても……。自由に立候補出来て、ルール通りなら自由に選挙演説が出来る。当たり前だと思い込んでいる体制が実は非常に貴重なものだったなんて。
 香港の学生たちに改めてエールを送る意味も含めて、今回の選挙だけは何が何でも権利行使をしなければ。

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