【やっぱり、この街は元気、ダワ】
ひょんなことから巣鴨に行ってきました。あの『とげぬき地蔵』参りで『おばあちゃんの原宿』と言われるようになった街です。しかも、行き先が地蔵通り商店街から少し入った所。帰りには必ずお参りしていくようにと運命付けられたような場所でした。
偶然にも今日はとげぬき地蔵さんの縁日だったようです。焼きそば、お好み焼きといった定番の屋台に混じって佃煮やドライフルーツの屋台や、なかには小さなテーブルだけで出してあんパンだけを売っているお店まで。定番の屋台は各地の縁日を回っているプロのお店ですが、佃煮などを扱っているのはもともと商店街にあったお店が縁日に合わせて屋台を広げているようです。あんパンにいたってはテーブルの後ろに控えているパン屋さんの売れ筋ナンバーワンのようです。
地蔵通りといえばすぐに思い出す塩大福やにんにくせんべい、あるいは真っ赤な下着のお店が縁日屋台の後ろに隠れているような雰囲気。これまで何度か訪れたことのある地蔵通りの違った一面を見せてもらった気持ちです。
もちろん、歩いているのは圧倒的に女性。当然、年配の方ばかりです。皆さん数人のグループでいらしたのでしょう。楽しげに語らいながら、定店も屋台もお構いなしに足を踏み入れていました。こちらが恥ずかしくなるような行動力。僕よりもかなり人生経験を積み重ねているはずとお見受けする女性がほとんどなのに、僕のほうが「終りが近い」と思ってしまうほど。
やっぱりこの街には年齢を重ねた人を元気にする何かが隠されているんでしょうね。そうでなければ、あれだけワイワイ言いながら歩けません。僕も少しだけ元気を貰ったような気がしています。
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