∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

猛暑の日の夕方に

【ひと息つける風が吹き抜けて】

 残っていた書き物をバタバタと仕上げ、急いで外へ。ちょうど2時過ぎでした。雲ひとつない青空の下、暑さというより熱波のかたまりのような熱気が襲いかかっていた時間帯です。
 さすがに暑すぎると水分補給と冷気吸引、そしてニコチン摂取と三徳状態を目指してコーヒーブレイクを二度ほど繰り返した後、ようやくヤボ用も終了。終わった時には陽も大きく傾いていました。直射日光が入ってこなくなった谷中の路地が夕方の景色に変わりはじめた時間帯です。まだ熱気はこもったままの路地にスーッと爽やかな風が吹き抜けていきました。思った以上に強い風。路地裏のアパートの窓際にぶら下がっていた洗濯物がグルングルンと風に踊るほどの強風です。そんな強風で熱気も吹き飛ばされたのでしょうか。一気に涼しくなってきました。暑すぎる日中から一気に涼しくて心地よい夕方に。あっという間に谷中の風情が変わってしまったかのような気温の変化です。
 さっきまでの暑さはなんだったんだと思いつつ、涼しい風を満喫してホッとひと息。いつの間にか汗も引いたようです。
 こんな感じで暑さが収まるのなら毎日これでもいいな、などと勝手なことを考えつつ、いつも以上にゆっくりと自転車を漕いで、爽やかな風で暑さを一掃。帰宅した時にはすっかり体力も回復していました。……今日のような日を素晴らしい一日と言うのではと素直に感じた一日になりました。

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