【忘れていた休日に通りがかった不忍池で】
朝から書き物をして、お昼くらいには出かけよう。そんな気持ちで起きて、ハムトーストを食べ、シャワーを浴び、ふとカレンダーを見ると、20日のところが赤く塗られているじゃありませんか。この瞬間まで今日が休日というのに気が付きませんでした。
なにしろ祝日や国民の休日は平日通り、ゆっくりするのは土日だけと決めてから数年。その前の数年は休日なし、その前の30年近くはサラリーマンでありながら週末は進んで休日出勤をという生活を続けてきたためか、連休というのに縁がないというか、無視してしまうというか。どうせ休むなら、たっぷりと２〜３週間連続して休みたいんです。それ以外は、週末にリフレッシュできれば充分というのがいつの間にか僕のスタイルになってしまいました。
そんな今日。予定通り午後早めに御徒町方面に出掛けました。途中で通り過ぎる谷中の街も、池之端もいつもの週末と比べるとグッと静か。ひょっとすると暑すぎたのが静かな原因だったのかもしれません。
御徒町でヤボ用を済ませた後、不忍池のほとりを通って自宅方面へ。不忍池には例年どおり蓮が育っています。花もいくつか咲いているようでした。こうなると当然「夏の花見」です。池のほとりで日陰になっている所を見つけてしばしお花見を。桜と違い、蓮の花の場合は冷たい飲み物かアイスクリームがないとサマになりません。ということで、冷えたソーダを買ってきてゴクンゴクン。結局、花を見るより喉の渇きを抑えただけで終わってしまったかもと思いつつ、大きな蓮の葉の中に埋もれている花を見ながら帰宅再開。涼しい風が吹き抜けるようになった夕方近くの谷中の街をユルユル、です。こんな時間を味わえるから夏が好きなのかもしれません。
［1724］
