∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

みんなグッタリ。下町の午後

【暑すぎです】

 谷中の裏道を通って御徒町へ。途中、不忍池で蓮の花を見ながらユルユル行こうじゃないか。今日の午後半ば、そんな気持ちで御徒町へ向かいました。
 ところが、向かったのはいいけれど、出掛けた途端に強烈な太陽の光が肌を突き刺してきました。今日はキツイぞと覚悟して谷中あたりまで来たところ、ちょうど午後の休憩時間だったのでしょうか、道路、住宅など職種は様々ですが、工事関係の人たちが日陰で休憩していました。誰も彼もが地面にベッタリと腰を降ろして、冷たい飲み物を手にして、グッタリと。「あの気持ち、よく判るなあ。ご一緒させてもらおうかな」とホッと一息ついている職人さんたちを横目に見ながら道を進めました。
 そして御徒町へ。ヤボ用を済ませた後、コーヒーブレイクをと思い、お馴染みのカフェへ入りましたが、ここにも汗だくでグッタリとした表情の人たちが座っていました。「ここでもそうか」と思った次の瞬間「ひょっとすると自分もそうじゃないの」と思いはじめ、急にグッタリ。
 とにかく今日は暑かった。クラッとする熱気とムワッとするような湿気。ふたつの脅威がスクラムを組んで襲ってくるのですから「これ以上強力なものはない」状態でした。これはさすがに退散だなと独り言を吐きながらそそくさと引き返しました。不忍池で蓮の花を愛でながら、草いきれを胸いっぱいに吸い込めたのが唯一の救い。この途中休憩がなかったら、きっとどこかで二度目のコーヒーブレイクになっていたと思います。
 明日は雨になるかもしれないとのこと。いつもなら困ってしまうところですが、今回は、ゲリラ豪雨でないかぎり歓迎することにします。

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