【ガリガリ君片手に】
やっぱり暑かった今日の夕方、信号待ちをしていると隣に電動自転車が止まりました。後ろの座席には小さな子どもがヘルメット姿でチョコンと座っていました。手にはガリガリ君。ホッと一ひと息と言った風情でガリガリやっていました。
ふとお母さんを見ると、こちらも右手にガリガリ君を持っています。子どもと同じように美味しそうです。
でも、ふと思ったんです。「この人、走りながら食べてたのかな」と。だとすると、片手運転です。まさか走る時はガリガリ君を口に頬張っているわけじゃないでしょうから。歩道をスピードの出る電動自転車で片手運転。後ろには子どもがいます。となると、ちょっと大胆過ぎかもと見方が変わってきました。
しかもお母さんのショートパンツに溶けたガリガリ君のお汁がポタリ。「あーあ、やっちゃったよ。これじゃ口の周りまでベトベトにしている子どもと変わらないぜ。帰ったら親子でシャワーだな」。
こんなことを考えている間に信号が青に変わりました。当然、お母さんは左手一本で発進しました。「スマホを持った片手運転も危ないけれど、ガリガリ君はもっと危ないでしょ。もしポキっと折れたらガリガリ君が太腿に落ちちゃうじゃん」。交通マナーの問題以前の問題です。そこまでして急がなくてもいいじゃないですか。近くの公園で自転車を降りて食べれば、交差点で食べるより涼しいはずだし。片手運転に慣れるとこうなってしまうのでしょうか。そろそろ、このテの片手運転、いや、ガリガリ君運転とは卒業しませんか。
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