∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

ひと雨、来そうだ

【一転にわかにかき曇り】

 午後遅く、そろそろ帰らないと来るはずの連絡に間に合わないぞと思い始めた頃でした。それまでチリチリと焼けるような真夏同然の光がさしていた空に黒い雲が広がり始めました。
 こりゃ、ひと雨来るぞ。急ごう。いつも以上に歩きまわったため歩くスピードがゆっくりになっていたのが急に早足になってしまいました。なにしろ傘なんて持ち歩こうという気にならないような好天だったため、無防備そのもの。濡らしたくない資料も抱えていたので、水気はご遠慮いただきたかったんです。
 なんとか雨が落ちてくる前に帰宅して、ホッとしていたところにゴロゴロ、ゴロゴロと雷の音が聞こえ始めました。濡れない所にいるため「ドンドンいけー」なんて言ってしまいました。雨もパラパラと降ってきました。これで涼しくなるかなと思っていたら……、アレッ、止んでしまいました。
 残ったのはムンムンするような湿気だけ。熱気を含んでいた地表からムワーと熱気が立ち上り、陽がさしていた時以上の暑さになってしまいました。夕立にもならない、どちらかというと打ち水程度の雨でした。
 その後2時間ほどたって外に出てみると、気温は幾分下がったようです。アスファルトが乾いているところをみると少ない水気でも熱気は蒸発したのでしょう。

 たしか梅雨のはずなのに、天気は真夏そのもの。ひょっとして梅雨が明けたなんてことはないでしょうね。日本で生まれ育って数十年、梅雨の洗礼も欠かせない年中行事だと思っているのですが、これでは亜熱帯です。少しだけ梅雨が戻ってくる日を待つことにします。

 ということで。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。

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