∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

急告! 上野の山は紅葉度100%

【都心の紅葉を見るなら、今しかない】

 黄、赤、茶、そして緑。今、東京の都心でも紅葉は真っ盛りです。上野のお山、そう、動物園や博物館、美術館、噴水などが集まっている上野公園にも紅葉の季節がやってきました。
 時間ができた今日、少しだけ東京国立博物館で常設展示を見てこようと思い出かけました。
 谷中から不忍通りを越え、音楽と美術にキャンパスが別れている東京藝術大学の間を通り、直進すれば東博ですが、遠回りして修理中の奏楽堂の前を通って上野公園へ入っていきました。
 ちょうど斜め上から午後の光が差し込む時間帯だったこともあると思いますが、公園の木々がすっかりと色づき、黄色や赤の光を地面に投げかけていたのです。
 こうなると国宝は「また今度」です。まずは自然が織りなす秋の最終章を愛でておかねばと、自転車を降り、歩いて上を見上げながら歩き回ることにしました。噴水の周囲まですっかりと色づいた木々が続き、都心なのに紅葉狩りの雰囲気を存分に堪能出来ました。

 皆さん、今ですよ、都心で紅葉狩りをするなら。上野のお山は黄色や赤で彩られています。いらっしゃるなら午後半ばがいいはず。晩秋の光が紅葉にスポットライトを当ててくれますからね。ちなみに、上級者には雨上がりの早朝がお薦めです。雨で落ちた葉が地面に張り付き、しっとりとした赤と黄色で構成された紅葉の絨毯になっているはずです。都心の紅葉を感じるならこの時間帯でしょう。上野駅からいらっしゃる場合は、国立西洋美術館の前を通り過ぎて噴水広場を目指してください。
 今は、美術品より自然の美を愛でる時です。

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