【雨水の頃】
昨日の暖かさから一転して、今日は寒い一日が戻ってきました。天気予報によると、これから数日間は冬が居座るとのこと。まだ春本番とはいかないようです。
二十四節気では今日から雨水の頃に入りました「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」といわれる時期です。陽気地上に発しというくらいだから、鋭敏な感覚を持っていた古の人々と違い、鈍感な僕には判りませんが、きっと地上に暖かさが戻ってきているのでしょう。いわば春がほころび始める時期と言ってもいいのかも。
この後、啓蟄の時期を過ぎれば春分がやってきます。そこまでは気温は上がったり下がったりするのでしょう。思いついたように雨が降ったり、強風が吹き荒れたりもするかもしれません。
のどかな時を迎えるためには思いもよらなかった大波や紆余曲折があるもの。簡単にはたどり着かせないといったところでしょうか。
春がやってくるまでの道のりは、まるで仕事や人生と同じようです。進もうとしても環境が整わない限り進めない。環境さえ整えば、諦めずに続けてきたことに道が開けるということかもしれませんね。
さあ、もう少し。腰を据えて春が来るのを待つことにします。
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