∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

保護猫になりたそうなヤツ

【そいつはご法度だ】

 我が家に夕食を摂りに来る七匹の居付き猫の中で一匹、保護猫になりたそうなヤツがいます。特にこの一週間ほどその傾向が強くなっているようです。
 帰宅すればササッと家の中に入れるようにドアの前で待っているし、窓の外にエサを置いた後もじっとしているし。
 今日もお気に入りしてしまったホットカーペットの真ん中で身体を伸ばしていました。エサやり係が歩きにくそうにしているのをチラッと見ながらも、われ関せずの姿勢を貫いているようでした。

 甘やかしすぎたのでしょうか。ドアから入るのを許したせいでしょうか。それとも、一晩だけ一緒に寝たのがいけなかったのでしょうか。
 何が原因か判りませんが、とにかく彼は我が家が気に入ったようです。

 ですが。
 彼を含む彼らが居付き猫であり続けることは越えてはいけない一線だと思っています。もともとノラ猫だった彼らが地域の人たちに支えられて地域猫になりました。そんな状態から定期的に食事が摂れる居付き猫軍団として“昇格”したわけです。その中の一匹だけが保護猫になろうなんていう「抜け駆け」だけは絶対に避けなければいけないと思っています。
 百歩譲って、七匹全部を保護猫にしたらという考え方もないわけではないでしょうが、そんなことをしたら、ただでさえ狭い我が家の中で僕の居場所がなくなってしまいます。

 ということで、結論。彼にはツライかもしれませんが家の中で休憩してもいいから、基本的な生活空間は軒下だということを覚えてもらうことにします。

 ナッ、判ったか? 気持ちよさそうに寝てるんじゃないよ。

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