∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

アアー雨だ

【これは来るぞ】

 午後から雨が振り始め、気温も下がってきた一日でした。

 こうなってくると、つい数カ月前まではまったく意識したことのなかったことを考えるようになりました。
 「そろそろやってくるな。窓を開けてやろうか、それとも静かな環境を守ったほうがいいかな」。つまり、屋外が生活の場所になっているネコたちの存在です。何かあると我が家を逃げ場所のように考えるようになってしまった彼らは、雨が降った時に侵入経路さえ確保できれば全員が揃って我が家を避難場所として入ってくるようになっているんです。
 こういう習慣を植え付けてしまった僕に責任があると言えばそれまでですが、入ってくるものを拒むのもやるせないもの。いつもなら窓を開けてやるのですが、今日は心を鬼にして静かな空間を選びました。部屋の中でドタバタしたり鬼ごっこをされるとやっかいなことになりそうな作業を邪魔されたくなかったんです。

 そんな状況で1時間ほど作業をしていたら、軍団が大合唱を始めました。ニャーニャーとうるさい、うるさい。それでも無視していると鳴き声は聞こえなくなりましたが……。

 夕方のエサやりの時、窓を開けた途端に7匹が一挙に入ってきました。そしてそれぞれお気に入りの所でお気に入りの動作をし始めたのです。もちろん、僕が歩くスペースなんてありません。エサの準備をしていても足に絡みつくヤツが3匹もいるし、コンピュータデスクの下に潜り込んで身体を伸ばしているのはいるし。じゃれ合ってドタンバタンとはしゃぎまくっている2匹もいるし……。
 やはり我慢していたんでしょうね。なにしろ雨が降っていても我慢しなくていい空間ですからね。

 さて、この状態、どうすればいいんでしょう。ドンドン「ドツボ」に嵌っていっているとしか思えないのですが。

 オイ、お前たち、どうするんだよ。どうしてほしいんだよ。そこで寝ている場合じゃないよ。

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