∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

またやったな

【ここはダメだろ】

 どん底からは抜け出したものの本調子とは縁遠いまま迎えた日曜日。年末の大掃除も含めて、すべての予定を延期して一日中寝ていました。
 お昼過ぎにいつもの茶トラが窓の外で鳴いていたので、入れてやろうと少しだけ窓を開けたところ、入ってくるわ入ってくるわ。結局4匹が侵入。彼らはそれぞれお気に入りの場所でゴロンとし始めましたが、こちらには制御する意欲が沸かず、そのままにしてもう一度寝ていました。

 そして夕方。茶トラがお腹が空いたと訴えに来たのをきっかけにして起きたのですが、そこで発見してしまったんです。

 掛け布団の上にしっとりと濡れたシミが……。常習犯になりつつあるもう一匹の茶トラがそのシミを消そうとムギュムギュやっていました。
 「アアッー、またやったの」。大声を出したところ、彼は何食わぬ顔でホットカーペットの上に移動して、ゴロン、です。

 よく見ると、掛け布団の上とは言え、ちょうど股の間辺り。つまり、掛け布団を干している所を知らない人が見ればどこかのバカオヤジがおねしょをしたと誤解される箇所です。
 彼は家主の身体の上でもよおして、動くことなくそのまま事に及んでしまったわけです。もちろん、家主が世間様からどう見られるかなんて意識の欠片もなかったと思います。

 エサ待ちメンバーの視線を感じながら、急いで準備を終え、事故処理に掛かりました。シーツを剥がし、掛け布団に「ネコのおしっことうんちのスプレー」と「ファブリーズ」をタップリとスプレーしてティッシュで拭き取り、再度スプレーしてまたティッシュで拭き取りと二回繰り返して応急処置は終了しました。
 しかし、この作業で体力が底を付いてしまい、なんと、濡れた掛け布団を掛けて寝てしまったのです。
 起きた時には乾いていましたが、どうも匂いが残っているような気がしてならないので、体調が戻り次第クリーニングに出すことにします。それまでは「匂い付き仕様」で、我慢、我慢、我慢です。

 この調子でいったいいつ体調が戻るのか。安静と猫トイレの設置が喫緊の課題になりそうです。

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