∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

東京人は準備不足

【無事帰ってきましたが……】

 雪の降りしきる東京を車で走り回り、無事に帰ってきました。チェーンもあるうえに「スコップも買っといた」と万全を強調されながらの出発でしたが、ありがたいことにスコップは「たった4回」しか使わずに済みました。もちろん、タイヤはスタッドレス。チェーンを装着することもなく、スコップだけで事なきを得ました。
 ちなみに、首都高速を20キロで走ったのははじめてでした。

 帰宅してニュースを見ていたらスタックした車やスリップで路肩に突っ込んだ車などダメージを食らった方もいたようです。

 が、しかし。

 あれだけ大雪が降ると言われていたのにノーマルタイヤで走ろうとしたり、チェーンはめんどくさそうだから装着したくないと言うような準備不足、覚悟不足の方も多かったようです。
 なかにはいつも通りのスピードで走ろうとした猛者もいたとか。
 あれだけ雪が積もり、チェーン着装の大型トラックがその雪を踏み固めた結果ガタガタになってしまった道路を突っ走ろうなんて運転の基本を知らないのにも限度があると言いたくなってしまいます。
 当然、このようなドライバーがスコップを準備しようなんて考えてもいなかったことでしょう。

 東京は雪に弱いとよく言われますが、心構えが出来ていないのは都市機能ではなく、東京人の心構えそのものではないでしょうか。

 12月中旬から3月上旬までは雪への備えをしていて当たり前です。それくらいの準備も出来ないのなら、大雪警報が出た時くらい自動車の運転は控えるべきではないでしょうか。
 最低気温が零度以下になる確率が増えてくると路面凍結の確率は一気に増えるものです。少なくともタイヤをスタッドレスに履き替えるくらいの準備をして当然。お金も掛かるし、もったいないから履きたくないというのは巻き添えを食ってしまう見ず知らずの人たちに大きな迷惑を掛けているのと同じです。

 雪への備えは都市型の大災害の準備につながるものがあるとも言えるかもしれません。「どうせ来ないから準備なんてしない」とか「来たら助けてくれるよ」というような心構えでは人に迷惑を掛けるだけでなく、自分を守ることも出来ない可能性も大きいものです。
 「自然を甘く見ると想定外のしっぺ返しを食らう」という当たり前のことをもう一度考え直すべきではないでしょうか。

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