葉桜の美しさを探して
今年の桜は花見期間が長いと言われているようですが、花を愛でるだけが桜の魅力ではないと僕は感じています。
花が散り始めた頃の魅力は、若葉と花が紡ぎ出す色の競演。
花吹雪が舞う頃の魅力は、何と言っても、桜の絨毯や花筏。
花が散り、若葉だけになった頃は若々しい生命の息吹。
心地よい日陰を作り出してくれる濃い緑の葉っぱたち。
そして秋になれば、冬の訪れを予感させてくれる紅葉。
しかも早春には、膨らんできた蕾を見ながら開花への夢も広がっていきます。
桜は早春から秋深い時期まで楽しませてくれる樹木だと思っています。そう考えれば、桜が散り始めた今はまだ序章。音楽で言えば第一楽章の終盤と言ってもいいものではないでしょうか。
そんななかで僕が一番好きなのは葉桜です。ピンクとグリーンのコンビネーションが美しく、見とれてしまうんです。
そろそろ散り始め。僕が一番好きな“桜”を探しに行くとしますか。
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