あせもより熱中症
マスクをして歩いていると“あせも”になるかもしれないとか、日焼けしても口の周りが四角い焼け残りになるのではと妙な心配をしたのは、何を隠そう、僕でした。
本当に心配すべきだったのは熱中症だったんですね。さすが“ノンキおやじ”。心配の視点までとぼけていました。
呼気で体温調節しているとか、口の周りで行われている皮膚呼吸に影響が出るなんて医学的な視点はまったくなしの、まさに肌感覚の心配をするなんて…、ちょっと心配しすぎのような気もしますが、ハッハッハ、トンチンカンなことを言ってしまい失礼しました。
経験したことのない事態に適応するために人間が取る行動や意識は自分の身体や身近な環境を見渡して、自分なりの判断を下すものです。特に得体の知れない病気となればその傾向は強くなります。
僕の場合はあせもや日焼けといった論外なもので済みましたが、こういったケースにいとも簡単に入り込んでくるのが怪しい宗教やニセ薬品です。
たとえば、滔々と学術的風なセールストークを並べて信用させたり、数十万円払ってこの修行をマスターすればコロナが消えるといった宗教染みたセールストークで近寄ってくる商法です。いわゆるオレオレ詐欺はその典型例でしょう。
切羽詰まった精神状態になっている人の不安を煽ってアブク銭を得ようとする輩もそろそろ出てくるのではないでしょうか。
特に、徐々に経済活動を再開させようとしている重大な局面に差し掛かっている時期は得体の知れない商売が雨後の筍のように出没するものです。いわば「一丁稼ぐか」的な輩にも気をつけないと余計に落ち込んでしまいます。
コロナに注意! ワルにも注意! 経済はあえて垂直上昇を狙わず、プライベートははしゃぎ過ぎず。自分を律して生きていくのが正解のようです。
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