∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 徳川家康遺訓 ≡≡

遺訓を合言葉にして過ごす

徳川家康遺訓より】
『不自由を常と思えば不足なく、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし』
『重荷が人を作る。身軽足軽では人は出来ぬ』
『人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し』

 徳川家康は多くの遺訓を残していることでも知られています。
 もちろん、実際に語ったこと以外に、後世の人が「こう教えられたはず」というような想像で作られたものや、都合よく直されたものもあると思いますが、亡くなったあとでもカリスマ性を保ち続け、影響力を行使し続けたことは確かなこと。それぞれの遺訓を箴言と考えれば、その含蓄は論語に匹敵するのではないでしょうか。

 自粛生活が続く中、近頃の僕は家康の遺訓を思い出すことが多くなっています。どれも辛く苦しい時や、思い通りにものごとが進まないときに語られた言葉として伝えられているものです。

 「不自由を常と思えば…」「重荷が人を作る…」「…重荷を負うて遠き道を行く…」

 大袈裟に言えば、それぞれの箴言をコロナ自粛を生き抜くための支えにしながら生きているわけです。

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 情けなく、苦しく、辛く。ときには爆発したくなる時もあるという不安定な日々を送りながらも、やがて落ち着きを取り戻し、一変した世の中で動き回れるようになった時のことを見据えながら辛抱を重ねる。
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 参りました。“仙人への道をまっしぐら”という気分です。

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