緊急事態宣言から
まん延防止措置へ
6月20日。今日で緊急事態宣言が終わり、明日からはまん延防止措置が発出される。
東京では前週同日比で72人多い新規感染者が確認された。今週は、それまで少しずつでも減少していた新規感染者数が上がったり下がったりし始めている。
感染減少期にはこういった増減は付きものと考えればいいのか、それとも増加の第一歩と考えるべきか、なんとも不安な状況になってきた。
これでは緊急事態宣言がまん延防止措置に移行する意味も薄らいでしまうというもの。沈静化の結果ではなく、オリンピックを有観客で開催するための布石と疑われても致し方ないだろう。
緊急事態宣言からまん延防止措置に移行したといっても、マスク・手洗い・消毒・三密回避の体制を崩すつもりはない。しかしそれでも、気持ちの持ち様だけでも気楽になれるかもと期待していたが、これまでどおりの警戒心を保ったほうがよさそうだ。
飲食店の営業など、ある程度の経済活動は復活するだろう。しかし、現実は何も変わっていない。むしろ、オリンピック問題と絡み合って複雑になっている。
この“崖っぷちの難局”に政治はどう答えるのだろう。
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『芒種』‥田植えの季節。
転じて、先々の実りに向けて着手する頃
[0620 - 3817]
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