∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 米屋にて 〓〓

千葉県産県内ブランド
30Kg×3+5Kg×15

 いつものブレンド米5Kgを買いにいつもの米屋に。何の警戒心もなく行ったのですが自動ドア越しに見える店内にはこれまで一度も見たことのない風景が広がっていました。

「米がない!」「米袋が片付けられてる!」「でもオバちゃんはいるぞ!」

 スーパーの米売り場が空っぽになっているのは見ていましたが、まさか卸問屋の小売部門の店頭までこんな状態になっているとは夢にも思っていませんでした。
 とはいっても、空っぽになっている我が家の米びつを満たすためには-たとえ20数年ぶりだとしても-単一銘柄のこの米で我慢するしかないと腹を決め5Kgをひとつ7分搗きで買いました。
 ちなみに、米を撞いてもらっている間にオバちゃんと話していると「廃業したの?」と質問するお客さんが何人もいたとか。たしかにこの状態を見ると言いたくなってもおかしくはありません。

 3カ月前までは店内を30Kgの米袋や5Kgの小袋が埋め尽くしていたのに、あっという間にここまでガランとしてしまうなんて、改めて “令和の米騒動” の恐ろしさを体感してしまいました。

 オバちゃんは「そろそろ各地から新米が入荷するので10月はじめには何種類かの米を混ぜて安価で高食味高食感を引き出しているブレンド米シリーズも売り出せそう」と言っていましたが、今はそれを信じるしかなさそうです。

 今回の米騒動の原因は、固定概念に縛られている行政システムやサプライチェーンとそれに従うしかないビジネスモデル、そして個人的な「なんとなく時流に乗っていないと不安だから」という群集心理から起こったものだと思っています。
 今回の大騒動をきっかけに、主食だからこその大改革を模索する必要があると感じているのは私だけではないはずですが、いかがでしょう。

≡≡[season14]25:10/Sep.14.2024 白露次候 ≡
┃ LIGHT and SHADOW 2/3 ┃
Mitsui Main Building, Chuo City
Photographed on Nov.19,2023