一瞬で消え去る夕焼け空は
自然からの贈り物
そろそろ暗くなるかなと思っていたら、あっという間に夜になっていた。よく秋の夕暮れは夕暮れの時間も早くなるし、夜の暗闇が訪れるまでの時間も短いと言われます。
学術的には「日没は夏至以降徐々に早くなっているし、太陽の高度が低くなっているから薄暮の時間だって短くなる」ということになるのだろうが、人間の感情はそんな冷静にものごとを判断出来るようには作られていません。
いつまでも明るい時間が続くように錯覚していた真夏が終わって、陽射しも柔らかく、気温も下がってくると、なぜか自然の移ろいにまで物悲しさを感じてしまうから、夕暮れの時間帯があっという間に過ぎ去っていくと思ってしまうのでしょう。
そんな秋の夕暮れの天体ショーといえば夕焼けです。10～20分で終わってしまう光のページェントなのに、これほど1日のフィナーレにふさわしい彩りはありません。ついさっきまであんなに青かった空が急に茜色や黄色に色づくなんて、まさに自然からの贈り物です。
≡≡［season14］24:40/Oct.03 2024 秋分末候 ≡
┃ SUNSET in the CITY ┃
Dokanyama St. Nishi-Nippori,Arakawa City
Photographed on Oct.30,2022
