∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

マイルス・デイビスの音が衝撃波になって襲ってきた瞬間

小学5年生の時かな、ビートルズが大人気になったのは。その頃から洋楽に引き寄せられていって、中学生の頃からは毎晩7時からはラジオ関西の「電話リクエスト」、9時からはFEN、11時からはFM大阪というようにずっとラジオにかじりつくようになってたのね。
「帰ってきたヨッパライ」を初めて聞いたのは電話リクエスト。ドリス・デイフランク・シナトラFENが最初。ピアノ・ジャズに聞き惚れたのはFM大阪
なにもかもが新鮮で、素敵で、大人の気分だったんだ。
そんな頃、マイルス・デイビスの『ウォーキン』を聞いたんだ。そのときは、ジャケットのタイトル曲だなんて知らなかったし、ほかの曲もまったく知らなかった。でも、全身に電気が走ったような衝撃が走ったのは今でも覚えてるね。
こんな凄い音楽があるんだ、これだ。ということで、完全にジャズのトリコになってしまったワケ。ジャズ喫茶(古いね!)に通いつめてジャズ雑誌を読みながら、ジャズの世界に埋没していった感じだね。
ロディアスなのにスリリングで、サウンドが絡み合いながら想像もできないような大きな世界を作り出していたワケ。
ビ・ボップ〜クール〜ハード・バップ〜モードというように自分のスタイルを変化させながら時代の先頭を走り続けたジャズマンだったということを知ったのはそれから1〜2年経ってからのことで、最初はガツガツ聞いてるばかりだったね。
今や、なにげで音楽を聴くようになってしまったけど、あの頃マイルスに出会って本当によかった。面白さ、深さ、メッセージ性。とにかく僕の音楽のベースがそこにあるってところだね。
今? なんでもスンナリと聞きますよ。クラシックやロック、ポップスは当然だけど、演歌だって「エブリタイムOK」。でも、根っこはマイルスにあるね。
またガッツリ聞き込んでみようかな。